うちの子、発達に遅れがあるのかなぁ、、❓「質問の裏側にある本音とは?」

 最近、趣味の講座を一緒に受講している3歳の男の子をもつお母さんより、こんなお悩み相談を受けました。

 

「この前、3歳児検診を受けたらね、、

『少し言葉の遅れがあるかな…って。

一度、療育センターで見てもらった方が

いいですね~』って言われてしまいました…」

 

1歳6か月検診や3歳児健診で予期せぬ言葉を保健師さんに言われると

「どうしよう‥」と、不安や心配な気持ちになりますよね。

そんな時は、、

ご家族の方と話し合いをして、一度、早めに専門機関(療育センター等)に相談や受診予約の連絡をする事をお勧めします。

 

そんな時のお母さんの気持ちには、
こんな4つのタイプがあります。

 

①特別に困っていないのに、どこがいけないのか?わからない。
(否定・怒り)
検診は、お子さんの成長が順調かどうか?専門知識のある方が成長段階を踏まえて客観的に診てくれます。指摘されても経過観察で大丈夫だったというケースもよく聞く話です。

②私の育て方がいけないのかな~?
(自責の念)
お子さんの個性によって、お母さんが育て難いと感じている場合がありますが決してお母さんの育て方が悪い訳ではありません。

③まだ小さいからもう少し大きくなればよくなるでしょう‥
(自己暗示・現実逃避・プライド・世間体)
指摘されたことを素直に受け入れられず気になっているのに中々行動に移すことができません。お子さんの成長よりお母さんや周りの家族の気持ちが優先になってしまい、「あの時、相談しておけばよかった…」と、後悔してしまいます。

④保健師さんに言われて心配だから一度、専門機関(療育センター)に電話してみよう。
(受け入れる)
不安や心配な気持ちはありますが、お子さんの先の成長を見据え素直に受け入れて専門機関(療育センター等)へ連絡をし相談します。
専門機関を受診することで、お子さんの育て方の適切なアドバイスを頂けるので、お子さんとの関わり方が具体的になります。

 

これを読んでみえるあなたはどのタイプですか?

 

私は、保育士をしている頃、

乳児検診で保健師さんにこの方と同じように

3歳児検診で言われたA君のお母さんが、

「先生、聞いて!!」

と、怒りをあらわにしながら

ショックで不安でたまらない気持ちや

わが子のどこに遅れがあるんだ!!

と認めたくない気持ちを訴えてきた光景を

思い出しました。

当時は、お母さんの気持ちを受け入れながら

「お母さんの気持ちは、よくわかるよ。

保健師さんも悪気があって言っている訳では

ないと思うよ。A君の様子を見て心配だったんじ

ゃない?」と、気持ちを落ち着かせましたが、

認めたくない気持ちから5歳児になるまで変わら

ず公的機関に相談する様子はありませんでした。

 

 

A君が5歳児になって私が担任になりました。

ある時を境にして、、

最近、遊びながらやたらと首を横に振るように

なったのが気になり暫く様子を見ていました。

すると、日に日に首を振る動きがどんどん

大きくなっていき誰が見ても不自然な動作で

チック症状が出ていたのです。

私の中でも赤信号が点り、上司と相談して

お母さんに様子をお話しする事にしました。

 

幸い私が障がい児施設にいた事を知ってみえたの

でA君のチック症状の様子を伝えると、素直に心

を開いて話を聞いて下さいました。

すると、、

「私も気になってて、パソコンでいろいろ

検索してるんだよね~」

と、予想外の言葉が返ってきたのでタイミングを

見計らってお母さんに話してみました。

 

「お母さんも気になっていたんだね‥

もし、専門の先生に診てもらいたい気持ちが

あるんだったら専門機関に電話してみる?

早い方がいいと思うよ」

「電話をかけるのに抵抗があるのなら

私の方から連絡してみてもいいよ‥」

と、伝えると数日後に受診の予約がとれたという

連絡をお母さんから頂きました。

 

お母さんの気持ちも限界だったのでしょう。

受診した後、その場で「注意欠陥多動症候群」

と診断されました。

Aくんが卒園して5月下旬に小学校との

幼保小連絡会に参加しました。

私の心境は、楽しみ半分心配半分でしたが、

授業中の教室には、A君の姿はどこにも

ありません。

すると、教室横の砂場に目が留まり

A君の姿を見つけました。

皆が椅子に座って授業を受けている時に

砂場で一人遊んでいるA君の姿を見た時、

一瞬、自分の目を疑いました。

とてもショックだったことを覚えています。

 

A君が乳児検診で保健師さんに指摘された時に

専門機関に受診していれば、もっと早く

改善できたかもしれません。

お母さんの不安な気持ちが、ここ数年の間に

A君に蓄積されて、Aくんのストレスがチックと

いう症状に表れてAくんからの助けてサイン

だったのです。

 

今、この記事を読んで頂いているあなたが、もし

A君のお母さんと同じような状況だとしたら、、

お子さんの状況を優先にしてあげて下さい!!

と、断言します。

お母さんの不安や心配なお気持ちは十分に

よーくわかります。

ですが、一番辛いのはお母さんですか?

それとも、お子さんですか?

 

もし、本当にお子さんの成長や幸せを願うなら

あなたは、どちらを優先に考えますか?

 

早期発見、早期療育していく事で

症状が改善されたり、軽減されたりすることは

最近はよくある事です。

一度、受診してみる事で専門機関の方の

アドバイスが頂けるとしたら少しでも

前向きにお子さんの子育てに向き合える

のではないでしょうか?

 

 

私が担任したAくんのお母さんに

乳児クラスの時にもう少しアプローチ

していればA君の砂場で遊ぶ姿はなく

みんなと一緒に椅子に座って授業を受けられた

のかもしれない、、

と思い返すと後悔の念に駆られます。

きっと、A君のお母さんも言葉にはしません

でしたが

あの時、、

あの検診の時、、

と、後悔しているかもしれません。

もし、今現在あなたのお子さんのことで

誰にも話せずにあなた一人で思い悩んでいる方

不安や心配を一人で抱えながら思い悩んでいる方

苦しい辛い思いをしながら子育てをしてみえる方

がみえるなら一度、私にお話してみませんか?

お子さんの生活習慣や進路についてのお悩みや

お子さんとの関わり方等どんなお悩みでも

かまいません。

お父さんやお母さんが、笑顔で元気に楽しく

子育てができる具体的な方法をお伝えしながら

先が見えない不安から希望に満ちた未来へ

と導いていきます。

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