お子さんのもつ「障がい」を「個性」と捉えてみると、子育てが前向きになります。
先日、知り合いHさんのお宅へお邪魔して話していた時のことです。
Hさんは昔、ご自宅で幼児能力開発の教室を開いていたそうです。
その中で、障がいをもつお子さんの教室もやってみえたようです。
教室には、、
少しでも我が子が落ち着いて活動に取り組めるように…
この子は、どんな事が好きなんだろう??
この子の得意なことを少しでも伸ばしてやりたい‥
お子さんに対するいろいろな想いがあって通われていたのだと思います。
すると、Hさんが、こんなことを仰いました。
障がいをもつお子さんのお母さんの中にはね、、
「障がい」という言葉を聞くだけで嫌だ!!
というお母さんがみえるんですよ‥
ここの教室に来ても、落ち着きがなくて中々座って活動に取り組めずにウロウロ歩き回ったり、思うようにならないと怒って教室のカーテンを引きちぎったり手当たり次第に物を落としたりしてね‥
お母さんは、私に申し訳なく思ってお子さんを叱る‥
そんなお母さんが、、
「障がい」って言われるのが一番、嫌!!
「障がい、障がい」って聞きたくない!!
と、いっていたそうです。
Hさんは、教室に通う障がいをもつお子さんのお母さんと関わる中で、
「障がい」という言葉を「個性」という言葉に変えれたら随分気持ちが楽になるのにね‥
と、私に仰いました。
そうなんです!!
Hさんのおっしゃる通りなんです。
障がいをもつお子さんのお母さんの中には、口癖のように「障がいがあるから○○ができない」と、いう話をよく聞きます。
確かに障がいがあって、どうしても乗り越えられない事もありますが、
障がいをわが子の「個性」として捉えることで、
「障がい」→「個性」に変換することで、
少しずつわが子に対する愛情のかけ方や見方、関わり方が変わって行きます。そして気持ちが楽になって、お子さんとの向き合い方が変わって行きます。
私は、療育の現場で、わが子の障がいを「個性」と捉えて、わが子の姿を客観的に見ながら目標を立て、達成に向かって自分なりのアイディアで工夫したり見直したりしてわが子に一生懸命に関わっているお母さんの姿を何人も見守ってきた経験があります。
そして、お母さんが自分のやり方について迷ったり悩んだりした時には、どんな方法が良いかを一緒に考えながら試行錯誤したものです。
確かに、「障がい」を「個性」と捉えられるようになるまでには、いろいろな辛いことや苦しみや悲しみも沢山あったかと思います。
その辛かった思いや苦しい思いや悲しい気持ちを乗り越えられたのは、大切なお子さんのためだと思います。
大切なお子さんの成長を願い、私が頑張らなければ…という想いもあったことでしょう。
そんなお母さん方は、わが子に愛情をかけながら、時には心を鬼にして毅然とした姿勢で関わり、できた事に対して思いっ切りわが子を褒めるといった姿でした。
わが子の障がいを個性と受け入れながら前向きに楽しく子育てをしている様子に感銘を受けたものです。
人にはみんな個性があります。
世の中には、完璧な人はいないと思います。
みんな、人それぞれに得意なことや苦手なことがあるように、障がいをもって生まれて来たお子さんにも得意な事や苦手なことがあります。
障がいからくる苦手な部分を「個性」と捉えながら前向きに取り組んでいくことで、わが子の子育ても楽しくなるのではないでしょうか。
もし、今現在あなたのお子さんのことで
誰にも話せずにあなた一人で思い悩んでいる方
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