こんにちは
私は、障がいをもつお子さんのお父さんお母さん、ご家族の方へ『毎日の苦労が幸せにつながるカウンセリング』を行っております。
心理カウンセラー 矢野 佳乃 です。
このブログをご覧いただき、ありがとうございます。
最近、よくテレビや書店で「発達障害」という言葉や文字を見たり聞いたりしませんか?
私は放課後等デイサービスの現場で、いろいろな発達障害のお子さんと関わってきました。
そこで今回は、4回に分けて発達障害A君について書いてみようと思います。
発達障害A君の「オレは直ぐ怒ってしまう病気だから!!」という心の叫びは、どのように解決していったのか?がわかります。
どうぞ、最後までおつき合い頂けたら嬉しいです。
①【発達障害の特性について】
その前に、「発達障害とは、、?」
簡単に説明しますね。
『発達障害とは、生まれつき脳の機能に発達の偏りがあり、その偏りからくる障害です。』
『得意・不得意の特性があり、その人が過ごす環境や周囲の人とのコミュニケーションのトラブルから社会生活に困難が発生します』
発達障害A君の場合「オレは直ぐ怒ってしまう病気だから!!」と、叫んでいましたが、病気ではなく生まれつきもった脳の特性なんです。
脳の特性と捉えると解決策が見えてきます。
① 特性を理解して、②それを受け入れる。
この2つの手順です。
では、それをどうしていったらいいのか?
お話を進めていきますね。
発達障害A君は小学5年生。
小学3年生の時に「発達障害」と診断されました。
それまでは、普通学級で勉強していました。
3年生になり少しずつ学力についていけなくなったことを理由に特別支援学級に籍を置いて勉強していました。
学校では、友だちとのトラブルが多く担任の先生は、A君のペースを大事にしながら根気よく関わってみえました。
A君が問題を起こす度に連絡帳を通して
お母さんに情報がいくのでA君は、
「あーまたママに怒られる‥」
が口癖でした。
A君にとってママは怖い存在のようでした。
【発達障害A君の性格と特性】
マイペース
おしゃべり大好き
宿題が大好き
ゲームの話が大好き
音楽が好きで歌を歌うことに自信をもっている(ピアノも習っていたようです)
聴覚過敏
集団行動が苦手
怒りの感情のコントロールが苦手
怒ると見境なく誰にでも向かっていく
心の声を言葉にして相手を傷つけてしまう
★ 放課後等デイサービスを利用するようになった理由は、
お母さんが仕事をしてみえて、学童保育で過ごしていましたが健常のお子さんも大変でA君まで見切れない状況になったとのこと。
それで診断書を書いてもらい利用することになりました。
【放課後等デイサービスでのA君】
A君が当所するようになり数日後、
「A君、ランドセル、ロッカーにしまおうね~」
と、ごく普通に声かけをしました。
すると、「なんで、そうやって命令する!!」
と、怒った表情で私に言います。
「命令じゃないよ、忘れないようにしまおうね~って言ってるだけだよ。」
と、伝えると渋々とランドセルをしまっていました。
この頃から私の頭の中に??が浮かぶようになり、他のスタッフに対しても暴言を吐いたり、気に入らないとスタッフだろうが友だちだろうが、見境なく向かっていったりするA君の問題行動が日常茶飯事に勃発していました。
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②【A君の弱点は、ママが怖い!!だった】
もし、あなたのお子さんが発達障害かもしれない。
発達障害と診断されて、どうしていいのかわからない等で悩んでみえる方は、どうぞお気軽にご相談下さいね。