「オレは直ぐ怒ってしまう病気だから!!」と、頭を抱える発達障害A君の心の叫び!!④

④【A君の障がいを受け入れられるようになったお母さん】

 

 不思議なことに、A君の姿が少しずつ良い方向へ変わってきた頃より、お母さんの姿にも変化が見られるようになりました。

「よくわからないけど、突然に発達障害って言われた」

 

「いったい、うちの子のどこが発達障害なの?」

 

「学校で友だちとトラブルを起こす事が増えてきた‥」

 

「うちの中では、お姉ちゃんとは歳が離れているからケンカもしないし、ゲームしてればおとなしいし‥」

 

「一般企業に就職できればいいかな~」

 

と、わが子の障がいを認めたくない、受け入れられない姿から、少しずつA君の障がいについて素直に受け入れるようになってきたのを感じました。

それは、A君について将来のことを考えるようになっているお母さんの姿や言動からでした。

「自己コントロールができないと社会人になってから問題を起こしかねない。」

「今のうちから、きちんと身につけておかないと大変な事になる!!」

という事に気づき、A君の発達障害という障がいを受け入れながら、将来を見据えて考えていけるようになっていることを感じました。

【発達障害の人の心の叫びを受け入れる】

「オレは、直ぐ怒ってしまう!!」

この言葉は、発達障害A君の
自分でも、どうしていいのか?わからない!!
心からの叫びだと思います。

見た目は普通。


じっくり関わってみないと、その症状を理解してもらえない。

 

周りの理解を得るには、理解してもらえるためのトリセツが必要。

 

A君は、自分の感情を上手くコントロールできない事を「病気」と、捉えていました。

おそらく、お母さんからそう教えられたのでしょう。

障がいからくる症状を自分で何とかしなくては…と、心の中で叫び頑張ろうとするA君。

 

私たち支援者は、A君の理解者として、A君が怒りのコントロールをしようと努力する姿に寄り添いながら近い将来を見据えて、良い方向に進んでいけるように支援していくことが大切、そして役割なのだとA君との関わりの中から沢山の色々なことを気づかせてもらいました。

現在のA君は、、

お家で犬を飼うことになって

最初は、怖くて抱っこできなかったそうです。

でも、おしっこやウンチの始末を自分からやるとか。

放課後でも、犬の話題がよく出るようになって

「○○、可愛いんだよ~」

と、満面の笑みで嬉しそうに話してくれます。

 

そして、これは私だけかもしれませんが、、

表情が穏やかになったような‥

生き物を可愛がる経験からか、発する言動も以前に比べると穏やかになったような‥

お母さん、いいタイミングで犬を飼われたな~

と、感じ嬉しい気持ちになりました。

 

現在、テレビや書籍などで「発達障害」という言葉をよく聞いたり目にしたりするようになりましたね。

わが子が発達障害と診断されたお父さんお母さん、そして周りのご家族にとっては、わが子の困っている症状をまずは受け入れて、理解していくことからスタートしていくように思います。

お子さんが、社会人になった時のことを見据え、小さいうちに身に着けておかなくてはいけない事、今やらなくてはいけないこと、必要なことに取り組みながら周りの人達に理解を求めたり協力をしてもらったりして、一社会人として生活していけるように導いていくことが大切なのではないでしょうか。そして、私も一理解者でありたいと思っています。

①【発達障害の特性について】
②【A君の弱点は、ママが怖い!!だった】
③【発達障害A君の心の叫び】
④【A君の障がいを受け入れられるようになったお母さん】

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
もし、あなたのお子さんが発達障害かもしれない。
発達障害と診断されて、どうしていいのかわからない等で悩んでみえる方は、どうぞお気軽にご相談下さいね。

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