こんにちは。
皆さん、『ゆずらない心』
この言葉、聞いたことありませんか❓
子育てをしていく上でとても大切な言葉で、
とても大切な「心」。
そして、とても大切な「姿勢」なんですよ！！
健常のお子さんは、成長段階の過程の中で
身につけさせたいことを繰り返し教えることで
自然に時期がくると身につくことが多いのですが、
何らかの障がいをもっているお子さんは、
何回も何回も繰り返し繰り返し『ゆずらない心』で
教えていかないと身についていかないことが
多いのです。
お子さんの将来を見据えながら成長していく上で
必要な事、一人の社会人として
お子さんが困らないように
小さい時期から身につけておくべきことは、
場合によって『ゆずらない心』が必要に
なってくるということです。
生活習慣(食事・排泄・衣服の着脱)や
集団生活の中で必要なことや遊びの中での
「貸して」「いいよ」「ありがとう」「ごめんね」等、
友だちとの関わりの場面で必要なルールなどです。
例えば、、
障がいをもつお子さんの偏食を直したい。
「野菜が苦手なので食べれるようにしたい」
と、思い実践するけれど、、
「中々上手くいかない！」
と、いうお母さん方の声をよく耳にします。
どんな方法で野菜を食べれるようにしているのか？
詳しくお話を聞いていくと…
＊人参を口に持っていこうとすると大声で拒否するので、
ついついこちらも引いてしまう。
＊子どもに負けないようにタイミングをみては
口に運ぼうとするけど、どうしても嫌がるので根負けしてしまう。
＊無理強いしているみたいで何だか可哀そうになって止めてしまう。
理由は様々です。
健常のお子さんなら「まぁいいか～」で終わっても
そのうち理解できるようになって「食べてみよう」
という気持ちが育つと自発的に食べようとします。
ですが、障がいをもつお子さんは、
「人参を食べれるようになってほしいと思うなら
こちらも『ゆずらない心』で根気よく関わらないと
身につかない場合があります。
①この人の言いう事なら受け入れようという子どもとの
信頼関係ができているのが前提です。
②いくら泣こうが、嫌がっても毎日の繰り返しが大切です。
③受け入れて口の中に入れる事ができたら、
思いっきり褒めることが大切です。
この子のために、
この子が大人になった時に困らないように、
こんな思いを込めながら心を鬼にして、
『ここだけは、どんな事があっても譲らない』
この姿勢が大切なコツだということです。
食事に限らず生活習慣や集団生活の中での
遊びのルールや友だちとの関わり方など
色々な場面で大切になってくるということです。
「泣いてまでやるのはなぁ…」「そこまでやらなくても…」
と、思いがちです。
私も療育の現場にいる頃、一緒にペアを組んでいた先輩が
『ゆずらない心』で指導している姿を傍で見ていて
心の中では同じような気持ちでした。
ですが、子どもの様子を見ていると、
「嫌なことをされた人」という印象はなく
むしろ大好きな先生で、子ども自ら先輩先生の
傍に寄っていきニコニコ笑顔でした。
この光景を見て色々な事を学びました。
子どもに対する愛情は勿論のこと、
子どもとの信頼関係がきちんとできていれば
苦手な事でも子どもは受け入れてくれる。
「この人の言うことなら受け入れよう」
そんな印象をうけました。
以来、私自身も子ども達一人ひとりとの
関わり方を見直しながら、良い場面で
子ども達と思いっきり関わるように心がけて
子ども達一人ひとりとの信頼関係を築いてきました。
そうすることで、子ども達が苦手な事も『ゆずらない心』
で関わると受け入れてくれたりルールを守ろうとしたり
する姿に変っていきました。
今ここで譲ってしまうと、身につけさせたい事が
中途半端になってしまい子どもには理解できないまま
終わってしまい嫌な思いしか残らない結果に
なってしまいます。
勿論、健常のお子さんを育てていく上でも
大切なことです。
ですが、障がいをもつが故に身につくまでに
時間がかかってしまい途中からの修正は難しい
場合があります。
まずは、「この子に○○を身につけさせたい」
と、思った時には【どのような方法で行なうか？】
を決めてから行うことを前提に『ゆずらない心』で
関わっていく事が大切になります。
途中で方法転換する場合は、臨機応変に対応していく事は
可能ですが、中途半端な関わり方は子どもにとって
一番わかりづらいという事です。
『ゆずらない心』で根気よく関わって
子どもが受け入れてくれた時の嬉しい瞬間は
きっと、あなた(お母さん)への
頑張って良かった！！という自信と次への
頑張ろうというやる気にもしてくれます。
是非、日々の子育ての中で、『ゆずらない心』を
大切にしながら子育て(実践)してみてくださいね。
もし、今現在あなたのお子さんのことで
誰にも話せずにあなた一人で思い悩んでいる方
不安や心配を一人で抱えながら思い悩んでいる方
苦しい辛い思いをしながら子育てをしてみえる方
がみえるなら一度、私にお話してみませんか？
お子さんの生活習慣や進路についてのお悩みや
お子さんとの関わり方等どんなお悩みでも
かまいません。
お父さんやお母さんが、笑顔で元気に楽しく
子育てができる具体的な方法をお伝えしながら
先が見えない不安から希望に満ちた未来へ
と導いていきます。
